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声に出して読みたい歌詞:卒業写真(荒井由美)

 

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2019年に入って始めた日課

それは、素敵だな~と思う歌詞を毎日書きとめること。

基本的には邦楽の歌詞。これが最高に良い。

改めて歌詞をしっかり読むと、

なんだかとっても柔らかくて、強くて、そして懐かしい。

 

毎日忙しく生きる中で、ふと立ち止まって、

何かを感じる時間を持ちたいと思い始めた日課

どうせなら、他の人にも味わってもらいたいと思い書き記してみた。

ぜひ声に出して読んでみてください!

 

記念すべき1回目は

 

荒井由美の「卒業写真」

 

悲しいことがあると 開く皮の表紙

卒業写真のあの人は やさしい目をしてる

 

町でみかけたとき 何も言えなかった

卒業写真の面影が そのままだったから

 

人ごみに流されて 変わってゆく私を

あなたはときどき 遠くでしかって

 

話しかけるように ゆれる柳の下を

通った道さえ今はもう 電車から見るだけ

 

あの頃の生き方を あなたは忘れないで

あなたは私の 青春そのもの

 

人ごみに流されて 変わってゆく私を

あなたはときどき 遠くでしかって

あなたは私の 青春そのもの

 

歌詞の意味

1975年の発表から今なお愛され続ける名曲「卒業写真」。

私自身、この曲は学生時代の甘酸っぱい恋愛の記憶と重ねて聴いていたが、

歌詞に登場する”あの人”は、実は異性の恋人でも好きな人でもなく、

ユーミンの高校時代に通った美術教室の女性教師とのこと!

ファンの方ならご存知かもしれませんが、私は衝撃でした。

 

当時のユーミン東京芸大への進学を目指しており、

高校が終わると美術教室に通い受験の準備をしていたそう。

夢に向かって挑戦するゆーみんを厳しくも暖かく指導したのが、

当時20代だった女性の美術教師だった。

 

「リンゴを描くなら、リンゴの裏側まで想像して描きなさい!

表面だけじゃなく、空気も描くのよ!」

「荒井さんいい?描けなかったら自分のスタイルが見つかるまで描きなさい。」

 

正直なところゆーみんにとっては好きな先生ではなかったらいしいが、

それでも一生懸命に指導してくださる先生を見て、合格のために努力をしたそう。

そして受験に臨んだ。

 

しかし結果は不合格。

 

公衆電話から涙声で先生に結果を知らせると先生は

「今から来なさい。」と、ゆーみんを教室に呼び出して

「来年も受ければいいじゃない。一緒にがんばりましょう!」

と声をかけて励ましたそう。 

 

その時に「はい!がんばります!」と再挑戦を決意したものの、

ゆーみんのご両親がそれを許さなかったらしく

同時期に合格していた多摩美術大学へと進学する。

 

大学に進学し新生活を楽しんでいた中である日、

ゆーみんはその美術の女性教師を見かける。

その時ゆーみんは、先生に声をかけることができず、思わず隠れてしまった。

 

東京芸大への再挑戦を先生と約束したのに、受験を諦めた自分。

さらには多摩美術大学に進学したのに、美術そっちのけで、

音楽活動にのめり込み始めていた自分。

そんな自分が後ろめたくて声をかけれなかった。

 

しかし、

 

「荒井さんいい?描けなかったら自分のスタイルが見つかるまで描きなさい。」

との先生の言葉がいつまでもゆーみんを後押ししてくれたそうで、

いつか先生の前でも胸晴れる自分になれるようにと挑戦し続けた結果、

今のゆーみんがあるとのこと。

その当時の自分を描いたのがこの名曲「卒業写真。」

 

最後に

な、なんて素敵なんだ、、、涙

この背景を知った上で、再度歌詞を読むと感じ方が全く異なる。

苦労した日々や何かに全力で挑戦した日々はその時は苦しくても

後から振り返るとふと、懐かしくなりますよね。

 

もしかしたら、今日と言う一日もそんな一日なのかも!

と思いながら「卒業写真」を聴いてみる。笑

ぜひ皆さんも卒業写真を聞きながら、ほっと一息ついてください!

 

記念すべき第1回目は「卒業写真」でした~~

他の歌詞も随時更新していきます!

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